相続手続き 生命保険の手続き
手続き後に入金されるまでが1週間程度と短いこともあり、生命保険金を当面の資金(葬儀代や病院での治療費、入所施設の清算金など)として利用を考えている方も多いでしょう。
生命保険の手続きの流れ
手続きの流れとしては
- 保険会社に連絡
- 保険会社から申請書などの書類が届く
- 添付書類など必要な書類をそろえ郵送します
- 指定先の口座に保険金が支払われます
まずは生命保険会社に連絡しましょう
保険証券を用意し保険会社に連絡を入れましょう。
保険会社が分からない場合は・・
故人の通帳を調べてみましょう
保険会社から引き落としなどが有れば、何らかの保険に加入している確率が高いです。
エンディングノート、カレンダーやうちわ、郵便物などをチェックしましょう。
生命保険の担当員が訪問した際に、カレンダーやうちわなどをプレゼントしてくれることが有ります。
また加入状況の報告として、郵便で通知してくることも有ります。
保険証券が見つからない場合でも、保険に加入している可能性が高い場合には電話で問い合わせてみましょう。
手続きに必要な書類
生命保険の手続きは生命保険会社によって異なります。申請書など会社ごとに用意されています。
保険会社から指定された書類を用意しましょう
ここでは一般的な手続きについて解説いたします。
用意する書類
- 保険金の請求書(保険会社指定のもの)
- 被保険者(故人)の住民票
- 受取人の戸籍謄本(戸籍抄本でも構いません)
- 受取人の印鑑証明書
- 死亡診断書
- 保険証券
亡くなった方の住民票は「住民票の除票」という形で5年間程度保管されます。
住民票の除票が破棄されてしまっている場合には「戸籍の附票」を取り寄せてみましょう。
受取人が複数人の場合は、受取人全員の戸籍謄本と印鑑証明書が必要です。
書類への押印は実印で行います。
このほかにも誓約書や覚書などの書類が求められることも有ります。
保険金は相続財産になる?
生命保険の死亡時受取金は、遺産分割協議などをせずに受取人が全額受け取ることが出来ます。
故人の遺産(相続財産)とは区別されるため、相続財産とはならず、相続放棄をしても受け取ることが出来ます。
保険には医療保険というのもあり、治療費や入院費に対して支払われます。
こちらは本来であれば故人が受け取るべきお金なので相続財産となります。
生命保険金にも相続税が掛かりますか?
生命保険金では誰が(契約者)誰に(被保険者)保険を掛け、誰が保険金を受け取った(受取人)のかで、そのお金に掛かる税金の種類が違ってきます。
生命保険金の課税関係の表(例 父(故人)、母、子の場合)
被保険者 | 保険料の負担者 | 保険金の受取人 | 税金の種類 |
---|---|---|---|
父 | 父 | 母 | 相続税 |
父 | 母 | 母 | 所得税 |
父 | 母 | 子 | 贈与税 |
亡くなった人の保険料を「誰が負担して」、「誰が受け取ったのか」で税金の種類が違ってきます。
- 相続税
- 贈与税
- 所得税
のいずれかで課税されることになります。
相続税の場合は「みなし相続財産」として課税対象になります。(控除制度有り)
課税される税金の種類が分からなければ生命保険会社に問い合わせてみるといいでしょう。
請求できる期限は3年
ほとんどの生命保険会社は約款(契約内容が書かれた書類)で、「請求できる期間は3年」となっています。
しかし期限をすぎてしまっても、ケースによっては対応してくれる保険会社も有るようですので確認してみましょう。
無料相談をご利用ください
相続手続きや遺言書、認知症対策などでお困りの方は当店の無料相談をご利用ください。
相続においては、大きな金額の財産が動くことになるため慎重な対応が求められます。
そのため、専門家のサポートを受けることは非常に有意義なものになります。
大切な財産を大切な人に引き継ぐためにも、ぜひ無料相談を一度利用してみてください。
お客様の困りごとをお聞かせください
相続の困り事は人それぞれです。
そのためお客様が何で困っているのかをじっくりとお伺いいたします。
その上で「何をやらなければいけないのか」「何をやってはいけないのか」などをご説明させていただきます。
当事務所のサポートをご利用いただく場合でも、お見積もりやサポート内容をご確認していただき、ご納得いただいてからのサポートとなりますので安心してお問い合わせください。
相続の困りごとは相続専門店へ
相続手続きのお悩みを解決いたします
愛知県内全地域対応
秘密厳守、出張可能、土日祝日対応
お問い合わせはお電話で
0120−547−053
受付時間 9時〜21時
メールでのお問い合わせはこちら
豊田・みよしの相続遺言相談センター/行政書士市井しんじ事務所
愛知県みよし市三好町小坂1-2(三好イオン すぐ側)
まずはお気軽にお電話ください。
出張相談 可(ご相談ください)